シミができるまで肌内部では何が起こっているのか

シミができてしまった、さらに濃くなってきていると気づいてから、専用化粧品やエステ、クリニック(美容整形外科)でお手入れをされる方がほとんどではないでしょうか。もちろん、それ以上大きくならないためにも、ケアすることは大切です。しかし、取っただけでは、また新たにできるでしょう。そうならないために、日頃から健康なお肌づくりが大切です。

まずは、シミができるメカニズムを知ることから始めましょう。紫外線を浴びるとシミができるということは、すでにご存じのことでしょう。では、なぜできてしまうのでしょうか。紫外線を浴びると、肌内部に活性酸素が発生します。

紫外線だけではなく、喫煙やストレスも原因とされています。活性酸素が発生すると、表皮の基底層(お肌の一番下)にあるメラノサイトという細胞から、チロシンという物質が作られます。このチロシンが、チロシナーゼという物質に酸化させられて、最終的にメラニンを作ります。年齢とともに代謝が落ちるため、メラニンがたくさん作られてしまい、それが肌に残ってしまったものが「シミ」というわけです。

では、どのような対処をすれば良いのでしょうか。それは、メラノサイトとチロシナーゼを抑制させることです。そうすれば、メラニンを減らすことができます。その働きをしてくれるのが、ハイドロキノンというものです。

ビタミンCの約100倍以上の美白力があります。これは、クリニックや皮膚科で処方してくれる治療薬や、化粧品に配合されているものがあります。ハイドロキノンは、今あるシミにも働きかけ、それができにくいお肌づくりをする優れものです。悩んでいる方は、一度クリニックや皮膚科で相談されるのも良いでしょう。