気づけばこんなところにシミができている、という経験は誰しもしているのではないでしょうか。日焼けして、その日焼けがさめてきたら、一部だけ黒いまま残ってしまっているというパターンが多いですね。ですから日焼け止めはシミの予防にとても重要ということになりますが、問題はできてしまったものをどう解消していくかということです。そのうち治るだろうと放置していたら、全然治らないどころか日に日に濃くなってきたということがよくありますね。
シミは、メラニン色素の沈着によって起こるので、放置していても沈着した部分はずっとそのままになっています。これが肌の深層で起こっていることなので、表皮のように簡単にはがれず、何年もずっと沈着したままなのですね。これを自宅で治療することができるのかというと、時間はかかりますができます。それにはハイドロキノンというものを使います。
ハイドロキノンは美容クリニックなどでも使われている、肌の美白剤とも呼ばれる物質です。だんだんと色素沈着にアタックして薄くしていくことができるのですが、市販のものは専門のサロンのものより濃度が低いので効果には時間差がでてきます。これを補うために、トレチノインも一緒に使うとよいでしょう。トレチノインはビタミンA誘導体で、肌のターンオーバーを促進する働きがあります。
ターンオーバーを促して沈着部分を表皮に押し出していくことで、ハイドロキノンの効き目を高くする役割を担っているのです。