ここ数年で、美白化粧品の数が急激に増えています。中には非常に優秀な美白化粧品もあり、毎日のお手入れに美白化粧品を使うことで、シミを改善している人も多いです。しかし、何年も消えない濃いシミの場合は、医師に相談して治療薬を処方してもらった方がいいです。シミの相談で皮膚科に行くと、処方されることが多いのが、トレチノインです。
トレチノインはビタミンA誘導体です。血液中にあるものなので、アレルギーを起こす心配がないと言われています。ビタミンAは、昔から美肌を作ることが知られていました。トレチノインは、ビタミンAよりも安定しており、効果も高いです。
トレチノインには、様々な美肌効果があります。古い角質を剥がし、皮膚の細胞分裂を活発にし、皮脂の分泌をコントロールするので、シミだけでなくニキビの改善にも役立ちます。米国では、ニキビの治療薬と言えばトレチノインと言われるほどニキビ治療に使われています。日本でも、トレチノインを使って重症化したニキビが改善した人は多いです。
最近では、漂白作用のあるハイドロキノンとトレチノインをセットで使ってシミを治す人が増えています。ハイドロキノンは、単独で使うと皮膚に浸透しにくいのですが、トレチノインと一緒に使うと、肌に浸透しやすいのです。また、セットで使うことで、メラニンの排出効果も高くなります。ただ、強い薬なので、効果が期待できる半面、使用する場合は注意が必要です。
医師から言われた使用方法と使用量を守って使うことが大事です。